杏さんと東出昌大さんが結婚をしたとき、多くの算命学鑑定士が心の中で思ったこと(杏さんの運勢)

慶事に水をさすのは、たいへん失礼なことです。

 

また、なにからなにまで完璧に、算命学がすべてを見通しているわけでもないかもしれません。

 

それゆえ「言わぬが花」だと思って口にしないこと、できないことも実はたくさんあります。

 

ですが、私が信じるこの占術は、ときには空恐ろしいまでの確度で不気味なことを予言します。

 

たとえば、今巷をにぎわしている、杏さんと東出昌大さんの騒動(正確には、東出昌大さんと歳の離れた女優さんの不倫騒動)もそのひとつです。

 

実は算命学は、杏さんと東出昌大さんがご結婚なさる時点で、お二人の前途にどす黒い暗雲があることを暗示していました。

 

●杏さん(1986年4月14日生まれ)

戊 壬 丙
子 辰 寅
———–
  乙 戊
  癸 丙
癸 戊 甲

※午未天中殺

 

これが杏さんの命式です。

 

その日干支(その人自身を表す干支)は「戊子」。

 

 壬 丙
 辰 寅
———–
  乙 戊
  癸 丙
癸 戊 甲

 

そして、日干「戊」の人の結婚星(運命の伴侶)は「癸」だと決まっています。

 

 壬 丙
子 辰 寅
———–
  乙 戊
  癸 丙
 戊 甲

 

つまり杏さんの場合、自分自身である「戊子」の「子」の中に運命の伴侶がいるという、基本的にはとても結婚運のよい宿命。

 

ですが、どんなに結婚運が良くても、結婚すべき時機を間違えてしまうと、その後の災厄から逃れることはできません。

 

杏さんがご結婚されたのは、2015年1月1日だという話です。

 

東洋占術では、2015年2月3日までは「2014年」として扱いますので、それにもとづいて杏さんと東出さんがご結婚なさった日の「年運干支」「大運干支」をあわせて、杏さんの「運勢」を見てみますと――

 

年運 大運  日 月 年

 甲  己  戊 壬 丙
 午  丑  子 辰 寅
       ———–
         乙 戊
         癸 丙
       癸 戊 甲

※午未天中殺

 

問題なのは、この年(2014年)の年運支が「午」であること。2014年はウマ年です。

 

「午」は「子」と遭遇すると、「子午の冲動」という「散法」の中でもかなり激しい破壊現象を発生させます。

 

年運 大運  日 月 年

 甲  己  戊 壬 丙
   丑   辰 寅
       ———–
         乙 戊
         癸 丙
        戊 甲

 

つまり、自分の中に「癸(杏さんにとってはたいせつな伴侶)」という大事な干を持つ「子」は、「子午の冲動」の発生によって「午」に討たれてぶっ壊れ、持っていた「癸」も破壊されることになるのです。

 

簡単に言うと、日干支が「戊子」の人は、大運支、あるいは年運支に「午」が回ってきているときは結婚をしてはなりません。絶対に、結婚してはならない時期です。

 

しかも、日干支「戊子」の人にとっては、「午年」「未年」は天中殺です。

 

天中殺期間の結婚は、基本的に御法度です。うまくいくものもうまくいかなくなりやすい、危険なものをみすみす両手いっぱいに抱えての船出になりやすいです。

 

つまり杏さんは、「子午の冲動で伴侶が討たれる」「しかも結婚には御法度と言われる、天中殺期間の結婚」という、Wの意味でもっとも結婚してはいけない時期に、結婚なさってしまったのです。

 

必ず壊れる

 

私はかつて師から、そう学びました。(注:杏さんたちご夫婦が、ではありません。日干支「戊子」を持つかたが、午未天中殺のときにご結婚なさったら、ということです。結果的に、それはイコールになってしまうのですが…)

 

杏さんの結婚生活において、大波乱となるだろう年は、2016年と2019年です。

 

●2016年

年運 大運  日 月 年

 丙  己  戊 壬 丙
   丑  子 辰 寅
       ———–
         乙 戊
         癸 丙
       癸 戊 甲

 

20016年の年運支は「申」が回ってきます。サル年です。

 

そして、この「申(金性)」は「子(水性)」「辰(土性)」とくっつくと、3つ全部が「水性」に変わってしまうという特徴(=辰申子の三合水局)があり、さらにこの3つは日干「戊」との間に、

 

脚下崩壊

 

という恐ろしい現象を発生させます。

 

つまり、水、水、水となった大量の水に襲撃され、土性である「戊」は土砂崩れを起こしたりしやすい、大変危険な状態になるということです。

 

杏さんたちご夫婦の間にこの年、現在へとつながるなにがしかの萌芽があったとしても、おかしくはありません(さらに、「丙申」と「丙寅」の間には、納音(なっちん)と呼ばれる現象も発生しています。人生が180度変わるような何かが起こりやすいです

 

そして2019年、現在です。(ちなみに2020年2月4日までは、東洋占術では2019年と考えます)

 

●2019年

年運 大運  日 月 年

 己  己  戊 壬 丙
 亥  丑  子 辰 寅
       ———–
         乙 戊
         癸 丙
       癸 戊 甲

 

「亥(水性)」「丑(土性)」「子(水性)」は「北方三位」といって、これまた3つがくっつくとすべて水性になります。

 

この場合は「脚下崩壊」とは言いませんが、同じような現象が出ると考えられています。大量の水によって、自分自身=戊がとんでもないピンチにさらされる、そんな時期になります。

 

以上が、杏さんの命式から考えられる現象です。

 

どこまで現実と符合しているかは、みなさんのご判断に委ねたいと思います。

 

ちなみに。

 

東出さんも杏さんと同様、「午未天中殺」。

 

杏さんと東出さんは、両方そろって、結婚してはいけないときに結婚をされたお二人だったのです。

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この記事を書いた人

占術家、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
通信制私塾「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

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