志村けんさんの運勢に出ていた不気味な警告

世の中は、あっという間に変わってしまいました。

 

コロナウィルスという未知の恐怖が私たちの社会を分断し、笑顔を、平和を奪い、仕事さえ奪いかけています。言うまでもなく、たいせつな人を奪われてしまったかたも大勢いらっしゃいます。

 

志村けんさんの死も、私たち日本国民にとっては言葉にならない大きな損失でした。

 

ちなみに私は、ドリフターズは荒井注さんがいらっしゃったころから生放送で見ている世代です。「見習い 志村けん」というテロップとともに志村さんが『全員集合』に出てくるようになったときのことも、とてもよく覚えています。

 

小学生~中学生時代の私にとって、ドリフターズ、そして志村さんはまぎれもないヒーローであり、アイドルでした。志村さんの死を知ったときには、いい年をした大人のくせに、正直、ショックで泣いてしまったほどです(自分でも驚きましたけど)。

 

はっきり言って、コロナが憎いです。

 

この鑑定も、アップするかどうしようかずいぶん悩みました。

 

気力が湧かなかったということもあります。

 

でも、もしも興味がおありなかたが少しでもいらっしゃるようなら、もしかしたら多少はみなさんのお役に立てるかも知れないと考え、アップすることにしました。

 

興味のあるかただけ、読んでいただければ幸いです。

 

●志村けんさん(1950年02月20日生まれ)

年運 大運  日 月 年

 庚  乙  丙 戊 庚
 子  酉  戌 寅 寅
       ———–
       辛 戊 戊
       丁 丙 丙
       戊 甲 甲

※午未天中殺

 

ポイントになるのは、65歳(志村さんは享年70歳です)からの10年間に回ってきている大運支「酉」です。

 

年運 大運  日 月 年

 庚  乙  丙 戊 庚
 子  酉  戌 寅 寅

 

日支「戌」との間に、「酉戌の害」が発生。

 

害」はその人の健康面に要注意のシグナルが発生していることを知らせてくれる警告なのですが、「酉戌の害」が暗示する病気は、ズバリ――呼吸器系の疾患や喘息。あるいは、糖尿病や自律神経失調症、老齢にともなう諸々の病気などなど。

 

つまり志村さんは65歳になられた2015年から10年間は、これらの病気にはくれぐれも注意しなければならない運気だったのです。

 

実際に、志村さんは2016年(66歳)に、肺炎を発症して入院しています。今年1月にはポリープの切除もしていたようです。

 

そして本年(2020年2月4日以降)は、年運支に「子」が回ってきたことで、

 

年運 大運  日 月 年

 庚  乙  丙 戊 庚
 子  酉  戌 寅 寅 

 

「子酉の破」という散法(これがひとつ発生しただけでは大きな禍は招きませんが、害や冲動などの他の散法とくっつくと、それらのパワーを強める働きをしてしまいます)が害に加わる形でさらに発生してしまい、「酉戌の害」の恐ろしい力をいっそう強めてしまったのかもしれません。

 

以上は算命学陰占による見立てですが、九星気学で見てみると、今年の志村さんの運勢はさらにちょっと不気味です。

 

六白金星 二黒土星 四緑木星

五黄土星 七赤金星 九紫火星

一白水星 三碧木星 八白土星

志村さんは本命星「五黄土星」、月命星「二黒土星」のお生まれですので、本年2020年、志村さんの本命星は三碧木星の定位置である震宮に移動し、三碧木星と「同会」、本来五黄土星が鎮座している中宮には七赤金星がすっぽりとはまっており、七赤が「被同会」という状態になっています。

 

これが意味するところを象意を拾って鑑定すると、志村さんは本年、まさに飛躍の年になるはずでした。躍動感あふれるエネルギーとともにさらなる新境地を開くことができ、今までとは違う新たな「志村けん」を私たちにアピールできる絶好の運気に乗っていました。(報道などで知る限りでは、山田洋次監督の新作映画への「俳優としての」主演が決まっていたりと、まさにドンピシャリに思えます)

 

しかし同時に、志村さんの「楽しみの種」がご本人の人生に災いの雨を降らせるやもしれぬ危うさも、本年の年盤は暗示しています。

 

女性の誘惑やお酒の席に関する危険が警告としてはっきり出ています。しかも七赤金星という星が暗示する人体部位のひとつは、ズバリ「呼吸器」「(右の)肺」。つまり本年は、呼吸器や肺にはくれぐれも注意を、というシグナルがやはり出ていたのです。

 

ちなみに、志村さんがお亡くなりになった3月の月盤は、年盤とまったく同じ星の配置。年盤の象意がいっそう増幅される一か月となっていました。(ついでに言うなら、九星気学的に見ると本年を象徴するキーワードのひとつは、間違いなく「分断」です。そして「分離」「争い」「火の車」「露見」……悲しいかな、こうした象意が猛威をふるう一年は、まだ始まったばかりなのです)

 

さて、再び算命学に話を戻すと、算命学には「寿命計算」という奥義があります。

 

気持ちの悪い占術ですし、詳しいことは控えておきますが、この占技で志村さんの寿命を鑑定してみると、一番危険なのは「70歳」のとき、二番目は「67歳」と出てきました。

 

 

 

 

志村さん、私はあなたが大好きでした。こうして書いていても、また涙が出てきます。

 

追悼番組では、笑いながら泣きました。

 

これからもきっと、志村さんを見るたびに笑わせてもらいながら鼻の奧をつんとさせることでしょう。

 

今まで、本当にありがとうございました。

 

つらいとき、悲しいときは意地でも軽快にヒゲダンスを躍りながら、なにくそと歯を食いしばって生きていきたいと思っています。

 

合掌。

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この記事を書いた人

占術家、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
通信制私塾「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

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