立春大福を食しつつ、神について考える

埼玉が誇る老舗和洋菓子店、梅林堂

家の近くにもきれいな支店があるため、時折立ち寄っては季節限定商品、御遣い物などを買っているが、そんな梅林堂で2月1日から4日間限定の季節商品が販売されている。

疫病退散、厄除招福――「立春大福」

予約なしでふらりと入って求めたため、なんとそのお店では最後のひとつ。私が買うや否や、すかさず「完売」のプレートが出た。超ラッキー。

家に帰り、お茶を飲みながらまったりと食せば、蓬(よもぎ)と粒あんのマッチングから生まれる、季節感あふれる豊饒な味わい。

ほどよく甘くて香りもよろしい。

香りで邪気を払い、疫病退散の効果があるといわれる蓬をたっぷりと使っているのが、このご時世ではうれしいですかね。

昨日から(というか、このところずっと、というか)、不思議な能力をお持ちのあるかたと、神仏について話をしている。

話といっても、もっぱら私がそのかたの不思議な能力に興味を持ち、そのかたが見える「神仏世界」というものについてあれやこれやと一方的に聞いているのだが(いつかこの方からうかがった話をご紹介できる機会があればよいなとも考えている)、怖い話も不思議な話もまさに湯水のごとく。

もちろん、湯水のごとく、というかたはこのかただけでない。怪談のおかげで、私はいろいろなかたと知己を得ることができ、どのかたの話もじつに興味深く、私にとってはどなたも、あるいはどなたのお話もかけがえがないが、このかたは何というか、シャーマン的な特異な能力をお持ちで、神仏に関してウブな私のような者が「ええっ!?」と驚かざるを得ないことをあれもこれもと語られる。

「ほう、八幡様ってそうなのか……」

「えっ!? ア、アマテラスがですか。う~む……」

などと「立春大福」をモシャモシャとやりながら、一人、神に思いを馳せ、世の中の不思議にしみじみとする大寒末候の一日

明日は節分。あさっては立春。

算命学的には、いよいよ「壬寅」が本格的に動きだす。

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この記事を書いた人

占術家、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
通信制私塾「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

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