五黄土星中宮の年は、本当に災禍が多いのか

九星気学を学ぶ人々の間でよく言われるのが、

★五黄土星中宮の年は災禍が多い★

ということ。

実際のところどうなんだろうと思ったのは、ロシアがウクライナへの侵攻を開始したというニュースを聞いたからです。

今年って、もろに「五黄土星中宮の年」なんですよね。

ちなみに、なにを言っているのかちんぷんかんぷんだというかたがほとんどだと思います。

九星気学の世界では、一白水星から九紫火星まで、9つの星を使って個人や社会の宿命、運勢、その日その時の吉方位はどちらだとか、家相的なことだとか、そんなことを占うんですね(我ながら、なんと乱暴な説明であることか)。

そして9つの星はある一定の規則にしたがって毎年場所を変えるのですが、2022年の今年、星の配置はこんな風になっているんです。

(画像は九星気学教室「翔氣塾」公式サイトよりお借りしています。https://www.denshougaku.com/

これが2022年の年盤。ご覧の通り、五黄土星という星が真ん中に来ています。

これを「五黄土星中宮」と言います。

五黄土星は「帝王の星」とも称される星で、マグマが地上に吹き出るような力を持っています。

良きにつけ悪しきにつけパワーの強い星なんですね。

パワーがありすぎて腐りやすいという言い方もでき、こういう星が中宮に回座してきたときは、悪くすると破壊、崩壊、腐敗、爆発、そしてズバリ、戦争などの象意が表面化しやすいと言われているんです。

そして本年2月24日、かねてより危惧されていたとおり、ついにロシアがウクライナへの侵攻を開始。いやな予感を覚えた私は、1900年以降の「五黄土星中宮」の年をあたり、その年に発生した歴史的事件をリストアップしてみました。

以下の通りです。

●1905年(明治38年)

 ロシア第一革命勃発

●1914年(大正3年)

  発疹チフス流行
  秋田仙北地震
  第一次世界大戦勃発

●1923年(大正12年)

 関東大震災発生

●1932年(昭和7年)

  上海事変
  五・十五事件発生
  チャコ戦争勃発
  シャム王国(現在のタイ王国)でクーデター

●1941年(昭和16年)

 第二次世界大戦勃発

●1950年(昭和25年)

 中国軍によるチベット侵攻
 朝鮮動乱勃発

●1959年(昭和34年)

 チベット蜂起
 伊勢湾台風

●1968年(昭和43年)

 十勝沖地震
 ロバート・ケネディ暗殺事件
 パレスチナ解放人民戦線によるハイジャック
 飛騨川バス転落事故(104名死亡)
 チェコ事件
 三億円強奪事件

●1977年(昭和52年)

 テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故
 ニューヨーク大停電
 日本航空クアラルンプール墜落事故
 ダッカ日航機ハイジャック事件
 ルフトハンザ航空181便ハイジャック事件
 TAP ポルトガル航空425便墜落事故

●1986年(昭和61年)

 チェルノブイリ原発事故

●1995年(平成7年)

 阪神・淡路大震災
 地下鉄サリン事件
 オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件
   ネフチェゴルスク地震
 三豊百貨店(韓国ソウル)崩壊(502人死亡)
 アメリカン航空965便墜落事故

●2004年(平成16年)

 ベスラン学校占拠事件(386人死亡)
 新潟県中越地震
 スマトラ島沖地震(22万人以上死亡)

●2013年(平成25年)

 ソロモン諸島沖地震
 イラン地震
 鳥インフルエンザ流行
 四川地震
 ダッカ近郊ビル崩落事故(1127人死亡)
 エジプトクーデター
 甘粛地震
 ボホール島地震
 台風30号フィリピン直撃(6352人死亡)

そして……

●2022年(令和4年)

 ロシア、ウクライナへの侵攻開始

……これをご覧になってどう判断するかは、各人各様でしょうね。

ただ今年は「五黄土星中宮」であることに加え、「自然災害に要注意」というサインも出ている年でもあります。

いろいろと気をつけるに越したことはないかも知れません。

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この記事を書いた人

占術家、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
通信制私塾「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

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