船岡久嗣アナウンサーの宿命が暗示していたこと

今ちまたで話題のNHK、船岡久嗣アナウンサーは「1975年11月20日生まれ」だそうです。

◎船岡久嗣アナウンサー(1975年11月20日生まれ。47歳)

庚  丁  乙
午  亥  卯
—————-
   甲

丁  壬  乙

※戌亥天中殺

      司禄星  天報星
 玉堂星  鳳閣星  司禄星
 天恍星  牽牛星  天胡星

たしかにアナウンサー向きの宿命ではあります。

       司禄星  天報星
  玉堂星  鳳閣星  司禄星
  天恍星  牽牛星  天胡星

主星で、船岡さんの宿命では才能星でもある鳳閣星はズバリ、アナウンサー向きの星。見聞きしたことを正確に誰かに伝える能力に恵まれ、そうした仕事に適性があります。

ところが、ひとつ問題が。

上にも書きましたが船岡さんは「戌亥天中殺」。

そして、よく見ると――

庚  丁  乙
午    卯
—————-
   甲

丁  壬  乙

宿命の中の月支に中殺の十二支「亥」がすっぽりと収まっています。

するとどうなるか。

       司禄星  天報星
  玉堂星  鳳閣星  司禄星
  天恍星  牽牛星  天胡星

結果的に、人体図中のこれらの星もまた中殺されることになります。

つまり才能星は才能星なのに鳳閣星、同時に中殺されてもいるため、存分にその才能を発露できない可能性が出てくる可能性もなきにしもあらず(もちろん逆に、とんでもない才能へとつながる可能性も内包しているのが中殺ではありますが)。

同時にご覧のとおり「牽牛星中殺」。

牽牛星は仕事や名誉という象意を持ちます。

それらも中殺されます。

仕事人として満足に仕事をまっとうできず、また、名誉を失いやすい危険性があることが、お待ちの宿命で示唆されています。

そしてさらには「天胡星中殺」。

天胡星はとても精神性の強い星。自己顕示欲が強く、現実面に欠点が出やすい特質を持ちます。

そしてこの星が中殺されると、精神面がとても不安定になり、暴走してしまうような行為へと突きすすむことも考えられ、今回は「中殺現象」というものの強烈さ、怖さを、ひとりの算命学占い師としては痛感せざるを得ませんでした。

そしてもうひとつだけ言いますと――

庚  丁  乙
午    卯
—————-
   

丁  壬  乙

「亥」があることで中殺されている月干支。

そのうちのひとつの十干「甲」は船岡さんの命式では「愛人」を意味します。

つまり――「愛人中殺」の宿命でもあるわけで(=愛人、妻以外の女性で人生が厄介なことになる)、まさに、生まれ持った「宿命」というものの厄介さを感じさせる、今回のニュースでした。

ちなみに私は、偉そうな顔をして船岡さんを糾弾したいわけではまったくありません。

誰もがひとつずつ持つ「宿命」というものの不可解さ、不思議さ、厄介さ――そうしたものの一端を、運命学にたずさわる者のひとりとして、みなさんお一人お一人にお伝えしたいだけです。

どうぞ誤解なきよう。

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この記事を書いた人

占術家、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
通信制私塾「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

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