前回は、1994年に発生するUさんの恋は前途多難が予想されるが、その理由は「親」であることを欽天四化を用いて考察した(「【欽天四化の実験】Uさんについて④1994年・前途多難な理由」)。
ではUさんの「親」(あるいは「左輔C」)は、この恋の先に何を見ているのか?

問題の年である1994年から「自化平衡理」でBを飛ばすと(BC同組)、交易四化Bは父母宮に飛びこんだ。
このことから、この恋が前途多難になる理由(あるいは、Uさんのお相手である左輔Cの本当の狙い)はUさんの親にあると読めると、私は説明した。
しかし、Bが飛びこんだ父母宮には、生年Dがある。
つまりここから、「さらなる隠象」を探ることが可能。
それを求め、父母宮からさらにDを飛ばすと、結果的にDはまたしても父母宮に飛びこむ。
ということで、今度は対宮に注目する。
父母宮の対宮は疾厄宮。そしてこの10年は大限財帛宮にもなっている。

とすると、Uさんの親、あるいは左輔Cがこの恋の先に見ているものは、かなりうがった見方ではあるかもしれないが「お金」と考えることも可能。
いずれにしても「財」と無関係には、この恋は進まない。
あくまでも、欽天四化を使った実験結果。