【欽天四化の実験】Mさんについて②ご結婚の裏にあったもの

2021年、Mさんは欽天四化の暗示の通りに家を出た。

ある種、強硬にも思える状態で。

その裏には何があったのか。

「自化平衡理」を使って隠象(裏の理由)を探る。

2021年の天干「辛」から交易四化Dを飛ばすと、命宮(大限夫妻宮)に入る。

大限夫妻宮――。

「夫妻」というKさんと造りだす堅固な城になんとしたって逃げこむためにと、読めないことはない。

だが、交易四化Dが飛び込んだ命宮には、生年Dもある。

セオリーに従い、ここからさらなる理由を求めて、もう一度交易四化Dを飛ばす。

すると――。

今度は疾厄宮にして大限奴僕宮へとDは飛び込む。

父疾線で見れば、対宮にあるのは父母宮にして大限兄弟宮。

強硬にも思える状態でMさんが家を飛び出した裏には、(不敬ではあるが申しあげるなら)父母との軋轢があったとも読める。

そして、さらにうがった見方をするならば、大限兄弟宮も重なっていることを考えるなら、「理由は母親」とも読めるのである(「兄弟宮」は「母親」を見る宮でもある)。

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この記事を書いた人

占術家、算命学ナビゲーター、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
オンラインスクール「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

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