ふと立ち寄った大型書店で偶然発見。
今年ももうそんな時期かと、ビュンビュンと吹っ飛んでいく時間の残酷さにちょっと慄然。
怪談マニアの人気声優・井澤詩織さんがセレクトするお気に入り怪談本フェア「人気声優 井澤詩織のあなたを沼らせる怪談10選」。
絶賛開催中のフェア本関連コーナーには「井澤詩織の推し怪談2022~2024」という小冊子も置いてありました。
井澤さんが竹書房怪談文庫のアンバサダーとしていろいろと発信してくださるようになって、はや3年目。
第一回となる2022年夏には、拙作『算命学怪談』も、それまで刊行された竹書房怪談文庫全作品の中から井澤さんがガチで選んだ10冊の一冊としてセレクトされる栄誉にあずかりました(以来、井澤さんには足を向けて寝られなくなりました笑)。
ありがたかったです。
そんなフェア会場の書店から仕事場に戻れば、久しぶりに(と言っていいいと思います)、お客さまの占いをしながら新作怪談とも格闘する日々。
取材にご協力いただいたみなさま、たいへんお待たせしました。
ようやく日の目を見ます。
日の目を見せてよい話かどうか真剣に悩む、この世の片隅の闇の中で、でろりと飴色にぬめり光って糸を引いたまま、そっとしておくべき不可触な話ばかりの気もしますが。
今のところタイトルは、
乞うご期待、と言っておきます。