【欽天四化の実験】Mさんについて④2022年~2023年・Kさんの運勢

つづいて、ご結婚の翌年。

2022年における、お相手・Kさんの運勢を欽天四化を用いて実験的に考察する。

流年命宮となる2022年は、官禄宮にして大限福徳宮。

仕事的なことがテーマになると見ることもできる一年で、離心力自化Bが発生している。

離心力自化B――。

「波乱の多い一年」と見ることもできるだろうし、「拡大・発展の年」と見ることもできる。

しかも「Bは誰か」と言えば、太陽に生年Bがついているので、男性。

この10年で考えるなら大限田宅宮に入っている太陽Bなので、ご主人のKさんと見ていいだろう。

そんな、Kさんを示すBが離心力自化として飛びだしている。

これ単体で見れば、「圧力」「プレッシャー」などの象意も考えられる。

この年の2月に行われた、お二人の未来にとっては必要不可欠になる、とある試験に、Kさんは残念ながら失敗している(二度目の失敗)。

だが、結果的に三度目の正直とばかりに、この年の7月に行われた試験では見事合格を果たしている。

そして、欽天四化的な見立てで言うなら、それは「むべなるかな」だ。

なぜか。

隣の大限田宅宮(奴僕宮=交友宮)からも自化Bが出ているため、串聯(チャンレン)と呼ばれる状態を発生させ、ひとつに結びついている。

しかもこの10年で見るならば、かたや大限田宅宮で、かたや大限福徳宮。

どちらも「我宮」で「自分のもの」なので、この年(2022年)のMさんの夫(Kさん)の「拡大・発展」のための挑戦は、Mさんの祖蔭(先祖から頂戴する福徳)のおかげもあり、お二人の家(田宅)に吉報がもたらされる、と読むことのできる状態になっている。

そうした「Mさんの祖蔭」に守られた幸福な状態は、翌年2023年も続く。

この年から新しい大限(新しい10年)となり、大限宮の位置がひとつずれる。

そのため、今度は本官禄宮と大限福徳宮で見て「どちらも我宮」と判断しているが、見ようによっては、Mさんの祖蔭(ご先祖様の思し召し)もあり、お二人の生活の基盤となる「仕事(官禄)」に「福」がもたらされる、と読める。

事実この年、夫のKさんは無事に就職を果たし、堅実なキャリアをスタートさせている。

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この記事を書いた人

占術家、算命学ナビゲーター、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
オンラインスクール「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

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