2017年、山尾さんはその後の政治家人生を一変させる結果となった「不倫スキャンダル」に巻きこまれた。
ことの真偽は、もちろん私には分からない。
だがいずれにしても、山尾さんはこの一件の後、ご主人と離婚をしている。
算命学的に言えば、こういう結果を迎えるに至った山尾さんの生きかたは、やはりどこか正常な運勢の軌道をはずれてしまっていたと考える。
丙 辛 甲
寅 未 寅
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戊 丁 戊
丙 乙 丙
甲 己 甲
これが山尾さんの宿命三干支(右から年干支、月干支、日干支)。
天干と地支を五行(木火土金水)に直すと、
火 金 木
木 土 木
となり、3つもある木性は「過多」となる。
ちょっと多すぎる。
火 金 木
木 土 木
そこで必要になるのが「調和の守護神」という「守護神」だ。
命式内の五行バランスをととのえ、その「守護神」が暗示するものを大事にして生きていくことで、宿命(命式)が本質的に持つ不安定さを減退させ、少しでもいい方向に人生の舵を向けていける。
そして結論から言うと、山尾さんにとって五行バランスをととのえてくれる貴重な「守護神」は、星に直すと「司禄星」という星になる。(どうしてそうなるのか興味のあるかたは、ぜひ算命学を学んでみてください)
龍高星 天貴星
龍高星 調舒星 龍高星
天貴星 司禄星 天堂星
命式内の十干で言うなら、月干の「辛」である。
丙 辛 甲
寅 未 寅
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戊 丁 戊
丙 乙 丙
甲 己 甲
「司禄星(辛)」は何を意味するか。
簡単だ。
日干「丙」(自分自身)の山尾さんにとっては「辛」は「配偶者」を意味する。
あるいは「家庭」である。
つまり山尾さんにとって「配偶者」=「夫」は貴重な守護神。
「家庭」もまた、たいせつな守護神。
これを失うことは、守護神を失うことを意味する。
山尾さんはどんな生きかたをするにせよ、そのベースでは「配偶者」を大事にした生きかたをしなければならず、「家庭」を大事にした生きかたをしなければならない。
守護神を失ったら、いったいどうなるか。
運勢がストップする。
「この年(2017年)の展開(不倫問題による失脚)はかなりまずい」と私が言ったのは、これが理由である。