つづいて、石丸さんの陰占(命式、運勢)を見る。
まず命式。
丁 戊 壬
卯 申 戌
右から年干支、月干支、日干支の「宿命三干支」。
石丸さんの生年月日を干支暦的に変換したものだ。
石丸さん自身は日干「丁」。
丁 戊 壬
卯 申 戌
火性陰干なので、ここでは「焚き火」と考えて進めたい。
石丸さんの基本は「焚き火」の人。
運勢を良くするにはなによりも「強い火力を得て燃えあがること」が大事になる。
消えてしまってはどうにもならない。
ちろちろと弱々しく燃えているだけでも運は上がらない。
炎が自分を強くするために必要なのは、やはり「燃料」。
つまり「薪(まき)」。
「薪」を五行に直せば木性陽干の「甲(樹木)」であるが、それだけでは足りない。
樹木を切断し、分割してととのえないと薪にはならないから、樹木を伐採する「庚(斧)」も必要になる。
ところが石丸さんの宿命には「庚(斧)」はあるが「甲(樹木)」がない。
丁 戊 壬
卯 申 戌
————————–
戊 辛
壬 丁
乙 庚 戊
なのでしかたなく、日支「卯」の中にある木性陰干「乙」を木性陽干「甲」の代わりにとるが…
丁 戊 壬
卯 申 戌
————————–
戊 辛
壬 丁
乙 庚 戊
こちらは「草花」なので、枯れ草にして燃やすことになり、薪をくべて豪快に燃やすのに比べたら、格段に火力は弱い。
欲しいものがあることはあるけれど、弱い。
(しかも天干ではなく二十八元内の「乙」なので、そういう意味でもやはりちょっと「弱い」)。
基本的に、石丸さんはそういう宿命。
なんらかの「格」に入格しているわけでもない。
ところが、東京都知事選で大健闘を果たした2024年の運勢を「五柱法」で見ると――
甲 壬 丁 戊 壬
辰 子 卯 申 戌
2024年は「甲辰」年。
つまり日干「丁」として、火力を高めるために喉から手が出るほどほしい「甲(樹木)」が年運干で回ってきた「千載一遇の好機」の年。
大運干支が「壬子」の10年(2021年からの10年間)なので決して「大吉祥」の時期ではないが、
そうした10年の中では「この年しかない!」というほど、2024年に関しては運勢的に強い援軍を得ることのできた年であったことが分かる。
そして石丸さんは、その名を全国に轟かせるほどの大ブレイクを果たした。
「石丸伸二が東京都知事をめざすのであれば」という条件つきではあるが、
そこにブレがなければ、昨年石丸さんに味方した運氣は、基本的にずっと石丸さんのそばにある。
(ただし、どこまでを「ブレていない」と考えるかは人によって違い、少々判断が難しいところでもある)