それにしても、2024年の石丸さんの運気は荒い。
たとえ守護神「甲」が回ってきてくれたにしても、である。
甲 壬 丁 戊 壬
辰 子 卯 申 戌
「たいまつ」「焚き木」などに例えられる日干「丁(火性陰干)」=「石丸さん自身」にとって、「水性」はまったく嬉しくない五行。
自分自身である「炎」が水によって消されてしまう。
それなのに、
甲 壬 丁 戊 壬
辰 子 卯 申 戌
———
癸
巡ってきている大運干支は、天干が「壬」で水性、地支も「子」で水性。
しかも「子」の二十八元蔵干は日干「丁」とは七殺の関係になる、もっとも忌むべき「癸」ただひとつという、かなり純粋な水性。
そして「壬子」は天将星。
つまり天将星のパワーを持つ水性。
かてて加えて――
甲 壬 丁 戊 壬
辰 子 卯 申 戌
月支「申」と大運支「子」、年運支「辰」の間に「申子辰の三合水局」という強烈な合法が成立するため、これらの地支は「子」以外もみな水性に変わり、超強烈な「大洪水的うねり」が発生している。
日干「丁」、大ピンチである。
それなのになぜ、2024年の石丸さんは、こうした大波乱の運氣でも、ほとんど無名だった立場から都知事選において強烈な爪痕を残す大善戦的結果を残すことができたのか。
守護神「甲」のおかげ?
むろんそれもあるだろう。
だが「それだけではない」と見る。
おそらく2024年、
石丸さん(日干「丁」)は――
甲 壬 丁 戊 壬
辰 子 卯 申 戌
宿命内年干「壬」を味方に引きずりこんだのではあるまいか。
以下、次回。