永野さんの宿命に「卯酉の冲動」がダブルで発生していることは、前回触れた。
己 癸 己
卯 酉 卯
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乙 辛 卯
己 癸 己
卯 酉 卯
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乙 辛 卯
また、これがなにを意味するかについても説明したが、この「二重冲動」、別の角度から光を当てても、興味深いことが見て取れる。
たとえば、算命学の考えかたに「五徳」というものがある。
「五徳」とは、福、寿、禄、官、印の5つ。
そして、干支はすべて五徳のいずれかに変換できるのだが、
結果的に「卯」と「酉」を五徳に変換した状態で、改めて永野さんの宿命を見てみると、
・「寿(健康、あるいは命を燃やす行為など)」を犠牲にしたら、「官(仕事、名誉)」をとれる
・「官(仕事、名誉)」を犠牲にしたら、「寿(健康、あるいは命を燃やす行為など)」をとれる
と見ることのできる命式になっていることが分かる。
(どうしてそうなるのかまでは、ここでは触れない)
「命を燃やす行為」には、男と女の間に生まれる「恋心の燃焼」も含まれる。
つまり永野さんは先天的に、「命を燃やす行為」によって「仕事」や「名誉」を毀損しやすい宿命であることを、算命学は教えている。

