【欽天四化の実験】Hさんについて②2023年の隠象

2023年。

紫微斗数の命盤を見ると――

Hさん本人を指す武曲Bが、夫婦の城である大限夫妻宮、あるいは夫である太陽Aと決別し、外に飛びだしていくと見える状態になっている。

どうして武曲Bは、このような行動に出るのか。

その理由(隠れた象意)を探るべく、大限夫妻宮の太陽Aから「アンサー」を飛ばしてみる。

すると「アンサー」は子女宮にして大限命宮に飛び込む。

大限夫妻宮(疾厄宮)の天干「乙」から交易四化Aを飛ばすと、そうなるのである。

子女宮……。

そのままの意味なら「子女」は「子供」だし、もちろんその可能性も皆無ではない(つまり、子供についての夫婦の諍いが原因、など)。

しかし同時に、子女宮はいわゆる「桃花宮」でもある。

しかもけっこう強烈な。

――桃花、色ごと、男女問題。

つまり色ごとの問題が発生することで、Hさん(武曲B)は夫婦の城、夫の太陽Aと決別し、外に飛びだしていく。

そう読める。

そしてそのことを裏付けるかのように、2023年の流年命宮である父母宮、大限官禄宮からは、夫妻の城である大限夫妻宮に向心力C、Dが飛び込んでいる。

生年C、生年Dのある宮からその「意味」を類推するならば、C=「家庭(田宅)」、D=「桃花問題(奴僕)」なので――これもまた「自分たちの家庭に桃花問題が発生する」と読むことはできるのではないだろうか。

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この記事を書いた人

占術家、算命学ナビゲーター、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
オンラインスクール「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

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