2023年。
紫微斗数の命盤を見ると――
Hさん本人を指す武曲Bが、夫婦の城である大限夫妻宮、あるいは夫である太陽Aと決別し、外に飛びだしていくと見える状態になっている。
どうして武曲Bは、このような行動に出るのか。
その理由(隠れた象意)を探るべく、大限夫妻宮の太陽Aから「アンサー」を飛ばしてみる。

すると「アンサー」は子女宮にして大限命宮に飛び込む。
大限夫妻宮(疾厄宮)の天干「乙」から交易四化Aを飛ばすと、そうなるのである。
子女宮……。
そのままの意味なら「子女」は「子供」だし、もちろんその可能性も皆無ではない(つまり、子供についての夫婦の諍いが原因、など)。
しかし同時に、子女宮はいわゆる「桃花宮」でもある。
しかもけっこう強烈な。
――桃花、色ごと、男女問題。
つまり色ごとの問題が発生することで、Hさん(武曲B)は夫婦の城、夫の太陽Aと決別し、外に飛びだしていく。
そう読める。
そしてそのことを裏付けるかのように、2023年の流年命宮である父母宮、大限官禄宮からは、夫妻の城である大限夫妻宮に向心力C、Dが飛び込んでいる。
生年C、生年Dのある宮からその「意味」を類推するならば、C=「家庭(田宅)」、D=「桃花問題(奴僕)」なので――これもまた「自分たちの家庭に桃花問題が発生する」と読むことはできるのではないだろうか。