【欽天四化の実験】Hさんについて⑩2023年・新たな桃花

つづいては、2023年のHさんを見る。

Wikipediaによれば、

6月7日、料理人のTとの不倫疑惑を『週刊B』が報じ、Bの取材に疑惑を否定した。

6月14日、自身のスタッフのInstagramに投稿した文章で、事実関係を認めて謝罪した。また、所属事務所のFは同日、Hを無期限謹慎処分にすると発表した。

7月23日、夫Kとの離婚を発表。

(一部伏せ字に変えている)

という一年。

命盤で見ると――

青丸で囲んだところが2023年の流年命宮。

しかしそこにはなにもなく、対宮に向かって向心力が伸びてもいるので、父疾線に理由を求めて対宮を見る。

対宮は、疾厄宮にして大限夫妻宮。

つまりこの10年(2014年~2023年)に関して言えば、ズバリ「夫婦を見る宮」にもなっている。

そんな大限夫妻宮をよく見ると、太陽A(男性星なので、これはご主人と見る)をその場に残すかのように、夫婦の宮から離心力自化Bが飛びだしている。

BはBを見る。

すると生年Bは遷移宮の武曲についており、武曲は女性星なので、これはHさん。

つまり見ようによっては、夫婦の宮から一人Hさんが夫を残して外に出ていく、と読めることになる。

ではどうしてHさんは出ていくのか。

その理由を探るべく、大限夫妻宮から自化平衡理で隠象として交易四化Cを飛ばすと、Cは夫妻宮(大限父母宮)の紫微につく。

夫妻宮――となると「夫婦問題勃発のせい」とも読めるし、大限父母宮として見れば、父母宮は桃花宮でもあるので「色ごとの問題が発生したから」とも読める。

実際この年の大限夫妻宮(疾厄宮)には「家庭の外にいるHさん(大限遷移宮の太陰C)」とも読めるCと、

「Hさんの恋の相手Tさん(交友=奴僕宮の天同D)」と読めるDがいっしょになって

「C=桃花発生」「D=トラブル発生」の象意とともに、Hさんのご主人のいる大限夫妻宮に襲いかかってきてもいる。

――といったように、この年実際に起きた出来事と、命盤上の星の動きが奇妙に付合する2023年。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

占術家、算命学ナビゲーター、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
オンラインスクール「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

目次