永野芽郁さんのこと②宿命(日干支「己卯」)

では永野さんの宿命を見る。

まずは命式。

宿命三干支(年干支、月干支、日干支)だ。

 己   癸   己
 卯   酉   卯
——————————–
 乙   辛   卯

日干支(自分自身)が「己卯」。

    癸   己
    酉   卯
——————————–
 乙   辛   卯

土性陰干の「己(田畑)」と、木性の十二支「卯(春の中心)」の組み合わせ。

地支「卯」の二十八元(「卯」が自分の中に持つ十干)に「乙(草木)」があるため、

 己   癸   己
 卯   酉   卯
——————————–
    辛   卯

「己卯」という干支においては、この「乙」を「畑の地中に存在する根株」と見ていいだろう。

 根株とは、木の切り株のこと。

 なので結果的に「己卯」という干支は、「根株の残った春の畑」と見ることができる。

「幽木算命塾」テキストより転載

根株の残った畑……

上のイメージビジュアルの通りである。

このままでは作物は育ちにくい。

「良い畑」にするには、どうしても「助け」が必要だ。

では、どうすればいいのか。

とにかくこれらの根株をなんとかしなければならない。

そのためには「焼き畑」である。

根株を掘りだし、火を使って畑を焼き、燃やしてしまうのである。

だからぜがひでも「火性(丙、丁)」が必要な命式だ。

ところが――

 己   癸   己
 卯   酉   卯
——————————–
 乙   辛   卯

永野さんの命式には、どこを見ても火性の「丙」も「丁」もない。

日干支「己卯」を生涯にわたって活性化させていかなければならない永野さんの宿命においては、少なくとも「運がいい」とは言いがたい。

なかなか難儀な命式だ。

しかも、ことはそれだけではない。

以下次回。

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この記事を書いた人

占術家、算命学ナビゲーター、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
オンラインスクール「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

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