前回は、永野さんの月干支が中殺されていることを話した。
己 癸 己
卯 酉 卯
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乙 辛 卯
さて、するとどうなるか。
結論から言うと、これらの干支から生み出される星々も中殺されることになる。
具体的にはこう。
主星の「鳳閣星」、第二命星の「禄存星」、第2従星の「天貴星」が中殺される。
貫索星 天胡星
車騎星 鳳閣星 車騎星
天胡星 禄存星 天貴星
するとこれらの星々は、本来持っている特徴が中殺され、奇妙な動きをするようになる。
たとえば――
●鳳閣星中殺
本来あるはずの「穏やかさ」が影を潜め、神経質になりやすい。
また、永野さんがそうだと言っているわけでは決してないが、
一般論として言うなら「鳳閣星」には「健康」「命」「命の燃焼」といった意味もあるため(寿命、SEXなども「命の燃焼」であろう)、
そうしたものが中殺され、極端な形で出ることがある。
●禄存星中殺
父親中殺。
父親が不完全な状態になる。父親との縁が薄くなる。
ちなみにWikipediaによれば、永野さんは「うちは母子家庭なので母と兄と3人で生活していた」と発言している。
また「愛されたい」という禄存星的本能が中殺され、極端な(ふつうではない)形で「愛されたい」願望が出てきやすい。
●天貴星中殺
いわゆる「児童の時期」が中殺されるため、
「小さい頃ふつうではない環境で育ちやすい」とか、幼くして大人びた考え方を持つようになったりしやすくなる。
「私は私」と独立独歩。
……このようなことが考えられるが、現実の永野さん(もちろん多くの人は、私も含めて「現実の永野さん」など知らない)と符合するものはあるだろうか。
以下次回。