埼玉新聞を読んでいたら、思いがけない記事があり、快哉を叫ぶ。
なんと埼玉の仏像に関する本が出るというではないか。
その名も、『探訪 埼玉の仏像』。
矢も楯もたまらず、さっそく購入。
仏像ファン垂涎の労作をお出しになったのは、学芸員として埼玉県立博物館(現「歴史と民俗の博物館」)などに勤務しながら、半世紀にわたって県内の仏像調査に携わってきた林宏一さん。

とどくなり、さっそく拝見。
なんと各ページ、カラーで仏像が掲載されている。
これはうれしい。
当然ながら、埼玉県内の有名どころの仏像はしっかりと網羅されているし、
「これは直接拝ませていただきたいなあ……」
とうっとりするような、知らなかった仏像も多々あり(もともと、そんなに県内の古仏に詳しいわけではない)、ページを繰れば繰るほど、心がはずむ。
これまで県内の古仏については、青木忠雄さんが出された『埼玉の仏像巡礼』や、

開催された美術展などの図録、パンフレット、市町村が発行した文化財調査記録などしか資料がなかったが、これから県内の仏像巡りをする際は、力強い味方になってくれそうだ。
「拝観のための案内」も記されていて、各仏像と邂逅を果たすための連絡先や、注意事項などが書かれているのもありがたい。
今年は秩父観音霊場の御開帳もあるし、こんな本は出てしまったし、県内の古仏を拝むためにはせ参じる時間が増えそうである。
あな、うれし。

