どうしてオードリー春日さんの「結婚美談」はあえなく崩壊したか

4月18日に、11年間付き合った一般人女性のかたとの結婚を発表したオードリー春日さん。

しかしその後、プロポーズをする10日前に他の女性を自宅に連れ込んでいたことが明らかになり、好感度爆あがりだった「結婚美談」はたちまち崩壊してしまいました。

●オードリー春日さん(1979年2月9日生まれ)

年運 大運  日 月 年

 己  壬  丁 丙 己
 亥  戌  未 寅 未
       ———–
       丁 戊 丁
       乙 丙 乙
       己 甲 己

※寅卯天中殺

    鳳閣星 天南星
貫索星 調舒星 貫索星
天南星 石門星 天極星

私は決して五行のバランスだけを語りたい“五行バランス”専門鑑定士ではありません。(いえ、たしかに東洋占術にとって、五行のバランスはその人の運勢を見る上でとても重要なものではあるのですが)

ですがこのところ、事件を起こしたり病気になられたりする芸能界のかたがたを見ていると、不思議になるぐらい、みなさん、五行のバランスが崩れたときに、よからぬ事態を招いていらっしゃいます。

そして今回の春日さんも、実はそうなのです。

年干支、月干支、日干支の宿命3干支に、10年ごとの大運(春日さんは2歳運で、現在は32歳から始まった第4旬にいます)、そして今年の年運である「己亥」を加えた“五柱法”で見てみると、

年運 大運  日 月 年

 己  壬  丁 丙 己
 亥  戌  未 寅 未

こちらの全10干支を五行(木火土金水)に直してみれば、

   水  火 火 
 水  土  土 木 

10干支の内、半分が土性となり、つまり本年、春日さんにとって土性は完全な忌神と化しています。

私のブログを読んでくださっているかた(いつもありがとうございます)にはすでにおなじみの言葉となったでしょう「忌神」。
その人の人生を生きにくくする厄介な存在で、これが襲いかかってくるとその人の運勢は一気に傾向が変わってきます。

春日さんの場合は、他のみなさんに比べるとまた報道の質は違うのですが、それでも忌神に支配された運気の中で、トラブルを招いてしまったことは間違いありません。

では、春日さんにとっての忌神(戊と己がありますが、己が強いと判断し、ここでは己をとります)とは、星に直すと何でしょう。

    鳳閣星 天南星
貫索星 調舒星 貫索星
天南星 石門星 天極星

忌神は 丁 → 己 (火生土)で、鳳閣星という星になります。

鳳閣星には「のんびり」「自然体」「グルメ」「楽天的」「成り行き任せ」などの象意がありますが、実はこの星には「スケベ」という意味もあると、私は師から教わりました。

この見立てで考えると、まさに今のピンチを招いた春日さんの忌神は、

鳳閣星 = スケベ、好色な興味

として春日さんに襲いかかったと考えてもいいかも知れません。

簡単に言うなら、スケベになりがちな自分にはいつも以上に要注意

ということです。

一方、春日さんの命式から考えると守護神(忌神とは逆に、人生を生きやすくしてくれるありがたいもの)は「乙」(「甲」もありますが、月支の中にあるものなので基本的には取りたくありません。優先順位としては最後の最後です)。

これを星に直すと、丁 ← 乙 (木生火)で、龍高星という星になります。

龍高星にもいろいろな象意がありますが、基本的には「知恵」ということになるでしょう。

春日さんがご自分の身を守り、運気を上げていくためには、守護神としてご自身の命式に存在する

龍高星 = 知恵

を働かせなければなりませんでした。少なくともそれを使うよう心がけねばなりませんでした。自分を守るには知恵を使うことを忘れてはならない、ということだけでも知っておくべきでした。

ですが、報道などで知るさまざまな情報(限られたものではありますが)から判断する限り、大変失礼ではありますが、果たして問題の発端となったその夜、春日さんに知恵は働いていたのだろうかと疑問に思わざるを得ません。

今回の一件、芸人さんらしいといえば芸人さんらしいですし、何でもかんでも美談仕立てにしようとするテレビ局の安易な企画もどうかとは思いますが、誰にとっても五行のバランスが崩れるときというのは、やはり相当厄介だということは個人的にとても強く感じることになりました。

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この記事を書いた人

占術家、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
通信制私塾「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

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