このごろ、事情があってよく大宮に出かける。
どうせ行くのなら、なんとしても立ち寄って手を合わせたいのが、氷川神社様。
そんなわけで今日も参拝に訪れた。
いつものように「蛇の池」から。
すると。
池の畔に佇み、手を合わせるでもなく、池の向こう側におわす神様をずっと見ている人がいる。
それはもう長いこと。
霊的に、繊細なものでもお持ちのかただったのかも知れない。
その人は、ずっと、ずっと、池の向こうにおわす神様のほうを見て立ち尽くし、微動だにしなかった。
かくいう私はいそいそと神様に御挨拶。
「神様、3月もなにとぞなにとぞ」
などと拝み、さあ移動しようと振り返ると、なんとすぐそこに、もう見事としか言いようのない巨大な烏が。

こうして写真に撮ると大きさが良くわからなくて残念なのだが、驚くほど大きな烏だった。
烏はこれまた微動だにせず、池の畔に立つ不思議な人をじっと見ていた。
近くに寄って写真を撮っても動じない。
う~む、すごかったななどと思いつつ楼門からご本殿へ。

春のような(いや、干支暦的にはもう春なのだが)ポカポカと暖かな陽気で、心が弾む。
「また来たのか」とお笑いだったかも知れないが、今度はご本殿の神様に手を合わせ、なにとぞなにとぞと真摯に拝む。
おみくじは「吉」。
うむ、よし。
この頃、いつ引いても「吉」界隈。
一時は「氷川様には吉のおみくじはないのか!?」と叫びたくなるような過酷な結果しか出なかったのに。
幸せな気分で楼門に戻ると、なんと珍しい花嫁行列(参進の儀)とバッタリ。
神職さんに先導された新郎新婦と親族が、厳かに神殿へと近づいてくる。
白無垢姿の花嫁さん、とってもおきれいでした。
その場に立ち止まり、祝福をする参拝客に、恥ずかしそうに、申し訳なさそうに挨拶をしていた新郎さんも好感度大。
どうぞ末永くお幸せに。
――というところで、「そういえば……」とふと思いだす。
境内で花嫁さんに出逢うのって吉兆ではなかったかしらん。
神様に歓迎されているサインだと聞いたことがあった気が……。
あっ!!
そこまで考え、思わず声を出しかける私。
神様に歓迎されているサインと言えば、動物もそうだった。
あの烏!

慌ててGeminiに尋ねると――
神社で巨大なカラスを見ることは、
一般的に神の使い(神使)や「八咫烏(やたがらす)」の現れとされ、
非常に縁起の良い吉兆(歓迎のサイン)です。
神様が喜びや歓迎の気持ちを伝えており、人生の転機や道が開ける前触れとされています
「おおお……」
などと思いつつ、調子に乗って花嫁行列についても確かめる。
神社で結婚式(花嫁行列)を見かけるのは、
神様に歓迎されているサインであり、非常に縁起の良い「吉兆」とされます。
幸福や運気向上の前兆で、特に恋愛運や良縁、子宝に恵まれると言われています。
参進の儀を目撃したら、静かに敬意を持って見守ることで、幸せのお裾分けを授かれるでしょう。
うほほ。
すごかったね、今日は。
なにかいいことあるかしらん。
あるならお願い早く来て!と叫びたくなる、いろいろと不調な2月終わりの幽木武彦。
でも……


春はもう、そこまで確実に来ています。

