ジャニーズ事務所の新社長に、同社最年長のタレントさん(だそうです)でもいらっしゃる東山紀之さんが決まったらしいという報道がありました。
正直、誰が社長になろうとも、相当な困難が予想されるジャニーズ事務所の舵取り。
ですがだからこそ、新社長の手腕と、天から与えられている宿命、そして現在の運勢はとても重要になります。
「大難」を「小難」に変えられるか否か、たいへん重要な局面です。
東山さんの経営者としての天賦の才云々については、ここでは言及しません。
注目したいのは、本年の運勢です。
◎東山紀之さん(1966年9月30日生まれ)の2023年
癸 癸 壬 丁 丙
卯 卯 辰 酉 午
※午未天中殺
いつものとおり、五柱法。
宿命三干支(右から年干支、月干支、日干支)に、10年に一度変わる「大運干支」(東山さんは53歳から「癸卯」を通過中)、2023年の年運干支「癸卯」(万人共通)を加えた見方ですが――
癸 癸 壬 丁 丙
卯 卯 辰 酉 午
大運干支「癸卯」と本年の年運干支「癸卯」が「律音」。
「律音」は、リセット、やり直し、再出発。
そういう意味では、このように本年、運勢に「律音」がまわってきた東山さんがジャニーズの新社長になるという巡りあわせには、少々因縁めいた(あるいは不気味とも言える)「運命的」なものを感じます。
運勢も味方をしてくれている、とも言えるかも知れません。
ただ、ちょっと気になるのは、「律音」が自分の宿命内で起きているのではなく、大運と年運という「外」で起きているということ。
つまり、「外部のいざこざ」が容赦なく自分に襲いかかり、リセット、やり直し、再出発にならざるを得ない事態も暗示されています。
ここらへんも、仮に報道の通りにことが進んでいるとしたら、現実と符合しすぎていて、不気味です。
そして、「律音」が新しいことを始めるのにちょうどいい時期だとしても、東山さんの本年の運勢は必ずしも安泰ではありません。
癸 癸 壬 丁 丙
卯 卯 辰 酉 午
「卯辰の害」という散法(破壊現象)が、東山さん本人を現す日干支を討ちに来ています(しかも「日干支×大運干支」「日干支×年運干支」とダブル=凶意倍増で)。
ただし「卯」の上に乗っている大運干、年運干の「癸」は東山さんにとっては「守護神」になりますので、凶意はやや緩和される可能性はあり。
とは言え、「癸」を人に直すと東山さんの場合は「仲間」と読むこともでき、ここまで築きあげてきた「人間関係」いかんによって「禍」の大小、あるいは「守護神」のパワーは大きく変わります。
なぜかといえば、見ようによっては――
仲間が東山さんを討ちに来る
とも読める状態になっているから。
もちろん、この「癸」=「仲間」を、故ジャニー喜多川氏による性加害の被害者として活動を続けるかつての「仲間たち」ととらえれば、まさに被害者のみなさんのせつなる訴えが、ものすごいパワーとなって東山さんを討ちに来るとも読めますが、いずれにしても大きなキーワードになるのは「仲間」です。
基本、東山さんとジャニーズ事務所の相性は悪くありません。
一時は藤島現社長のお婿さん候補に挙がったこともあるという話もありますが(私の知識は、ネットなどで多くのみなさんがお知りになれる情報とまったく同一レベルです)、算命学的に見てもむべなるかな。
癸 癸 壬 丁 丙
卯 卯 辰 酉 午
ジャニーズ事務所をひとつの「家(ファミリー)」と仮定し、それを前提にして「家系」(月干支)なるものを考えた場合、東山さんは天干の「壬」と「丁」も干合の関係、地支の「辰」と「酉」も「辰酉の支合」となり、「干合支合」となって相性は抜群。(この部分、経営者としての東山さんの資質の大きなポイントになりますが、今回は詳述しません)
とはいえ月干支「丁酉」を、東山さんが火中の栗を拾う覚悟で守ろうとするジャニーズ事務所と考えるなら――
癸 癸 壬 丁 丙
卯 卯 辰 酉 午
大運干支と年運干支の「癸卯」と月干支(=ジャニーズ事務所)「丁酉」は、「癸」と「丁」が「七殺」なら「卯」と「酉」も「冲動」という、精神も肉体もガタガタのボロボロにならざるを得ない破壊力最大級の散法「天剋地冲」を発生させますので(しかも「天剋地冲」×「天剋地冲」と凶意は倍増。すさまじい破壊現象です)、まさに東山さんの仲間たちが束になってジャニーズ事務所を破壊しに来ている状況。
ということで、やはり大きなキーワードとなるのは「癸」、つまり「仲間」。
かつての仲間、そして現在の仲間たちとどう親和をはかれるかが、ジャニーズの今後の命運を分ける大きなポイントになります。