※以下の記事、ネタバレを含みます。ドラマを未視聴のかたはご注意ください。
動画配信サービスNetflixを利用してその物語を追いかけ始めた『ロマンスは別冊付録』。
残すは15話と最終回の16話だけとなっていましたが、ようやく最後まで完走しました。
結局、イ・ジョンソク(役名:ウノ)が敬愛し、無私の精神で奉仕し続けていた寝たきりの老作家は、ブックデザイナーのウィ・ハジュンの実父だったことが判明。
わけあってともには暮らせない実父がアルツハイマーを患っているとは知らず、「どうして連絡もくれないんだ……」と鬱々とした人生を送り続けてきたウィ・ハジュンもやっと真実を知り、涙なみだで、(逝去した)父との別れに臨む……というような形で、ずっと謎の存在だった老作家のエピソードも完結しました。
でもって、おそらく誰もが予想できた通り、最後はウィ・ハジュンとチョン“赤いブツブツ”ユジンも結ばれることに。
私はこの二人、『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』で知ったのですが、同作ではわりとつまらない脇役に過ぎなかった二人が、役者としての本領発揮とばかりに、それぞれがとてもチャーミングなキャラクターを演じていたのが、何だかとても嬉しかったですね。
特にチョン・ユジンは、ときにコミカル、ときにバイオレント、そしてときにシリアスというような多面性を持つ女性編集者を魅力的に演じていて、とても好感度大でした。
とにかくこのドラマ、ほんわか、まったりとした、「大人のためのおとぎ話」とでも言いたくなるようなファンタジックな物語でした。
ほとんどのキャラクターたちが回を重ねれば重ねるほど魅力を増し、メインのストーリーであるイ・ジョンソクとイ・ナヨンのイチャイチャ話を多彩に盛り上げていた展開も大きかったと思います。
画面も終始とても綺麗で、作り物めいていて(悪い意味ではありません)、私はもっともっとこの映像を見続けていたいと思わされたものでした。
それにしても、ダメダメな新人編集者オ・ジユルを演じたパク・ギュヨンは、いろいろな意味でけっこうインパクト強かったですね~。
なんなんでしょう、あの顔芸(笑)。
「君がいるから」
君がいるから 風が吹いても
決して折れない木になれる
しかめ面の人々
君がいるから私は
背を向けて笑顔になれる
ありがとう 幸せだ
つらくても耐えられた
(ドラマ中で紹介される詩です)