2月6日は「寅寅寅」!12年に一度の「毘沙門天様秘仏御開帳」も嬉しい「初寅」の夜!(福島県本宮市・高松山観音寺)

ご存じでしたか?

 

今年は「寅年」。2月は「寅月」。そして2月6日は「寅の日」。(ついでに言うなら、午前3時から5時は「寅の刻」)。

 

そして、寅と言えば、言わずと知れた毘沙門天様の使い。

 

2月6日は旧暦のお正月(2月1日)後初めての「寅の日」ということで「初寅」(一年の内でもっとも毘沙門天様の御利益が高まると言われるご縁日)でした。

 

つまり本年――「2022年2月6日の初寅」は、年にも寅が揃う「寅寅寅」のスリーセブン状態(不謹慎ですみません)。12年に一度クラスの強大なパワーとともに開催された毘沙門天様の縁日だったのです。

 

しかも毘沙門天様と言えば、北東鬼門の守護神。

 

調べてみるとこちらの毘沙門天様は、我が家から見るとドンピシャリでそちらの方角にいらっしゃいました。

 

ということで、この日のために少し前からコロナ対策に万全を期し、福島県本宮市の高松山観音寺さんで行われた「初寅祭り」(100年以上の歴史を持つお祭りだそうです)に参加してきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お祭りが始まるのは夜の6時。

 

少し早めに訪問しましたが、御朱印(この日限定のとてもすごい御朱印です)目当ての人たちは早くも長蛇の列。関東都市部の人間から見たら目を見張らずにはいられない広大な境内の各所で焚き火が燃え、たくさんの露店が並び、大きなステージも準備され、逢魔が時の寺院には早くも夢幻の趣とハレの賑わいがただよっていました。

 

当たりまえですが、激寒です。

 

マイナス5度はあり、手袋をしていないと指に刺すような痛みが走ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらが本堂。6時になると、いよいよこちらで「梵天清め式」がスタート。

 

梵天というのは、こちらのお寺で頒布される特別な縁起もの。初寅のこの日だけにしかいただけない「大麻(おおぬさ)」みたいなもので、とても貴重です。

 

私も本堂に入らせていただき、ご住職をはじめ、たくさんのお坊様が一心に儀式をされる「梵天清め式」を見ることができました。

 

なんと幸せな体験だったことか。まさに夢のような時間でした。ご本尊様の弥陀三尊様にも手を合わせることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは「梵天清め式」が終わった後の本堂前。すでにお坊様たちは瑠璃堂に移動されたところです。

 

瑠璃堂。

 

そう。

 

仏像好きにはまだまださらなる幸せが。

 

6時45分、いよいよ瑠璃殿で秘仏開扉!

 

12年に1度、寅年にのみご開帳される秘仏毘沙門天様が、薬師如来様、不動明王様などとともについにお姿をあらわされました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな写真では分からないと思いますが、とにかくすごい人、人、人。

 

寒さは増してきましたが、焚き火の炎も轟々と燃え、かてて加えて人々の熱気。お祭り好きはさらに胸躍ります。

 

このところしばらく、コロナのせいでこうしたことから遠ざからざるを得なかったことも関係していたでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真ん中が薬師如来様、右の脇侍が不動明王様(薬師如来様と不動明王様の定期的な御開帳は行っていないそうで、まさに信じられない時間)、そして左脇侍が毘沙門天様。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お坊様たちによる護摩祈祷が終わり、ようやく希望者(拝観料を事前にお納めします)が順番に堂内へ。コロナ対策(密回避)のため、ゆっくりと、ゆっくりと順番が進んでいきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

徐々に近づいてくる順番。貴重な秘仏の仏様たちを前に、早くも感無量の私(笑)。

 

そして、いよいよ順番が……。

 

残念ながら、お堂の中では写真は撮れません(新聞社などのスタッフは別)。

 

十二神将様たち、毘沙門天様、薬師如来様、不動明王様――なおもお坊様たちの読経がつづく中、私たちはお坊様の周囲をぐるりと回る形で、秘仏の仏様たちに手を合わせていきます。

 

私、完全に舞いあがっていましたね。

 

いよいよ毘沙門天様を前にすると、ジーンと軽い痺れが。手を合わせ、あわてて真言を唱えようとしたのに、緊張と興奮で出てこないありさま。自分で自分に驚きました。

 

好きな人を前にすると言葉が出てこないという、あれでしょうか。違うか。

 

 

 

 

 

 

 

 

お堂の外に出ても、なんだか夢うつつでした。

 

こんな風にたくさんの人々と一緒に仏様に手を合わせ、貴重なハレの時間を共有できるのは、まさに縁日ならでは。お祭ならでは。私はこんな時間がたまらなく好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瑠璃堂での護摩祈祷の後、お坊様たちは前年度の梵天お焚き上げの場でも、またしても朗々と読経。

 

死ぬほどの寒さで、とうとう雪まで降りはじめましたが、燃えさかる炎の熱さもまた格別。炎に浮かびあがる煙にはお焚き上げになった梵天の粉塵に白い雪や人々の陽気な声が混じりあい、なんとも幻想的です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読経が終わり、ようやくお坊様たちが引き上げられます。

 

まさに厳寒の中、魂が熱を帯び、赤くなったのを体感できた毘沙門天様の夜いただいた梵天も思っていたよりはるかに大きく、また御開帳記念限定ご祈祷札(ふつうは白い紙が巻かれることが多いかと思いますが、この夜のものは真っ赤でした)もすばらしかったです。

 

家族のことや、縁あって知りあえたたいせつな人々のことなどに思いを馳せながら、胸を熱くして過ごした福島の一夜。

 

帰途は毘沙門天様が一緒にいらしてくれました。

 

我が家におわす毘沙門天様に、さらに強力パワー注入、ですね。

 

なお、秘仏御開帳は今月13日までだそうです。

 

このブログを書いているのは――

●結城武彦/幽木武彦 Takehiko Yuuki

占術家、怪異蒐集家。

算命学、九星気学などを使い、広大なネットのあちこちに占い師として出没。朝から夜中まで占い漬けになりつつ、お客様など、怖い話と縁が深そうな語り部を発掘しては奇妙な怪談に耳を傾ける日々。

2021年4月28
日、実話怪談集第二弾『怪談天中殺 占い師の怖い話』上梓。2022年4月には、怪談集第三弾もいよいよ発売予定! 
竹書房公式noteにて、怪奇事件を算命学で読みとく『幽木武彦の算命学で怪を斬る!』も大好評連載中です。

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