次々と露わになる芸人たちの闇営業……吉本興業は大丈夫なのか?

雨上がり決死隊の宮迫博之さんや、ロンドンブーツ1号2号の田村亮さん、スリムクラブなど、所属する芸人たちの闇営業(とっぱらい、というヤツですね。ショクナイ-内職-とも呼ばれているそうです)問題で大いに揺れる吉本興業

報道記事の中には同社の倒産危機を煽るような記事まで出て来ているようです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190702-00000005-nkgendai-ent

素人目に見ても、今回クローズアップされた芸人さんたちだけの問題ではないだろうことは容易に想像がつくこのトラブル。

もっといえば、ことは吉本興業だけの問題ではなく、簡単に他の芸能事務所にも飛び火しそうな揉め事のようにも思いますが、何はともあれ、実際に問題が起きている吉本興業の今後の対応はいろいろな意味で注目されるところです。

闇営業問題で大きく揺れる吉本興業は、果たして大丈夫なのか。どうして今年、降って湧いたようにこのような問題が暴露されることになったのか――。

それを解く鍵は、吉本興業ホールディングス株式会社代表取締役会長、大﨑洋氏の本年の運勢にあります。

●大﨑洋氏(1953年7月28日生まれ。65歳)

年運 大運  日 月 年

 己  癸  庚 己 癸 
 亥  丑  辰 未 巳
       ———–
       戊 己 丙
       乙 丁 戊
       癸 乙 庚

※申酉天中殺

大﨑さん(私なんかの世代では、何と言ってもダウンタウンのマネージャーとして記憶に残っています)は「殺印相生格一点破格」という、とても盛大な強運の持ち主

現場の一マネージャーから吉本興業ホールディングスの代表取締役会長にまで上りつめたのですから、私がここでいうまでもないですね。持って生まれた聡明さに加え、天から与えられた盛運も味方につけて、ここまで来られたかただと思います。

ですが、再三申し上げているように、どんなに運のいいかたにも運気の浮き沈みはあります。

そして大﨑さんの運勢を見てみると、今年は、とてもとても、危険な一年なのです。

①忌神大襲来

まず、なんといっても今年は忌神大襲来です。

 己  癸  庚 己 癸 
 亥  丑  辰 未 巳

上にも記した通り、これは大﨑さんの宿命(年干支+月干支+日干支)に、10年ごとの大運干支(7歳運の大崎さんは57歳から「癸丑」に支配される10年が進行中です)と本年の年干支である「己亥」を加えたものです。

そしてこれらの干支を五行(木火土金水)に直すと、

   水  金  水 
 水  土  土 土 火

となり、もともと忌神だった土性が、さらにパワーアップして大﨑さんの運勢に襲いかかってきています。

ここまで大きく五行のバランスが崩れてしまうと、どうしても運気の波は荒くなり、何かとつまずきの起こりやすい状態になります。

今年、突然芸人たちの数年前の闇営業の事実が白日の下に晒されるような事態になったことも、そんな大﨑さんの危険な運気を象徴していることの一つに思えてなりません。

②天剋地冲のトリプルパンチ

しかも、かてて加えて大﨑さんの現在の大運には「天剋地冲」という激しい破壊状態を発生させる、最凶級の干支の組み合わせが巡ってきています(己未-癸丑)。

その上何と本年2019年には年運にも同じ「天剋地冲」が巡ってきており(癸巳-己亥)、けっこうリスキーな状態です。

最高に危険なのは本年10月、あるいはその前後です。

なんと10月は月運でも「天剋地冲」が発生してしまい(庚辰-甲戌)、大運+年運+月運のトリブルパンチとなりますので、くれぐれも注意が必要です。

③守護神が破壊されている

さらにもうひとつ。

「殺印相生格一点破格」の大崎さんにとって、守護神は年干の「癸」です。

この守護神「癸」をより具体的な星に直すと「調舒星」。つまり「反骨の精神」であるとか「空想力を生かす」「感性の鋭さを武器にする」「仕事へのロマンを大切にする」といったようなアーティスティックな姿勢が、大崎さんの人生を生きやすくし、人生の難関を突破する手助けをしてくれているはずです。

しかもその「癸」が、この10年は大運にも巡ってきています。つまり守護神の守りはいっそう堅牢なものになり、持ち前の芸術的なスタンスを経営のための武器にしてさらにスムーズに物事を進めていける運気のはず、なのですが……今年に限って言えば、大崎さんの守護神は見事に破壊されてしまっています。

年運 大運  日 月 年

 己    庚 己  
   丑  辰 未 

さきほどもいった天剋地冲(癸巳-己亥)。散法(破壊の組み合わせ)としては最凶クラスの干支がやって来てしまっており、せっかくの守護神「癸」が破壊されてしまっています。

守護神、あまり役に立ちません。

その上――、

年運 大運  日 月 年

 己    庚  癸 
 亥    辰  巳

大運に巡ってきてくれている守護神「癸」も、これまた天剋地冲(己未-癸丑)によって破壊されてしまっています。

こちらの守護神にも、期待はできません。

つまり今年の大﨑さんは、ただ天剋地冲がやって来ているというだけでなく(これだけでも相当な破壊力です。要注意です)、それらにたいせつな守護神まで見事に破壊されてしまっているという、こう言っては何ですが、かなりデンジャラスな状態にいらっしゃるのです。

企業のコンプライアンスが声高に叫ばれる昨今ですが、芸能という特殊な世界はさまざまなしがらみもあり、古い体質からなかなか脱却できないものなのかも知れません。

リーダーである大﨑さんの運勢を見る限り、渦中の吉本興業もかなり前途多難な運気の中にありますが、「お笑い」を愛するファンの一人として、私も今後の展開を、大きな興味とともに見守りたいと思っています。

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この記事を書いた人

占術家、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
通信制私塾「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

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