2021年のRADWIMPS 桑原彰さんと奧さん

RADWIMPSの桑原彰さん が音楽活動を休止することが、公式ホームページで発表されました。

なぜゆえこのような事態になったのかは、私が詳述するまでもないと思いますので省略します。

ただ、占い師としてどうしても気になるのは、やはり桑原さんの今年の運勢です。

◎桑原彰さん(1985年4月4日生まれ。36歳)

 癸  己  乙
 酉  卯  丑
 —————-
       癸
       辛
 辛  乙  己

※戌亥天中殺

これが桑原さんの命式。

生年月日を干支に直したもので、右から年干支、月干支、日干支。狭義で考えると、桑原さんご自身は日干「癸」になります。

 癸  己  乙
 酉  卯  丑
 —————-
       癸
       辛
 辛  乙  己

また、十二親干法でみちびくと、桑原さんの奧さまは月干の「己」。

 癸    乙
 酉  卯  丑
 —————-
       癸
       辛
 辛  乙  己

そしてここに、10年に一度変わる「大運干支」を加えてみます。

桑原さんは10歳運で、30歳のときから第3旬の「丙子」がはじまっていました。

●桑原さんの30歳からの10年間の運勢

    癸  己  乙
    酉  卯  丑
     —————-
           癸
           辛
     辛  乙  己

すると、30歳からの桑原さんには「子卯の旺気刑」が発生します。

 丙   癸  己  乙
    酉    丑
     —————-
           癸
           辛
     辛  乙  己

冲動ほど激しい散法(ぶつかりあい)ではないものの、そこに「子酉の破」も加わることによって、運気のブレ方はそれなりに強いものになっています。

 丙   癸  己  乙
 子   酉  卯  丑
     —————-
           癸
           辛
     辛  乙  己

そして、十二支の「子」がやってきて「刑」と「破」が発生したことで――

 丙   癸    乙
 子   酉  卯  丑
     —————-
           癸
           辛
     辛  乙  己

十干「己」と「乙」が「卯」といっしょに討たれます。「乙」については今回の件と関係ありませんので省略しますが、「己」は上で言ったとおり「奧さま」をあらわします。

つまり30歳のときから、すでに桑原さんの運勢には「奧さんが討たれやすい(=奧さんと、あるいは奧さんに、なにかありやすい)」危険な運気が回ってきていたのです。

しかも、命式を見る限り、桑原さんと奧さまのご関係は、最初から波乱含みです。

 丙   癸  己  乙
 子   酉  卯  丑
     —————-
           癸
           辛
     辛  乙  己

夫である桑原さん本人と奧さんが、天干同士も「七殺」(癸-己)で激しい激突をするなら、地支も「卯酉の冲動」というかなり強烈なぶつかり合いをしている不安定きわまりない状態。

精神もガタガタなら肉体もボロボロになりやすい、破壊力最大級の「天剋地冲」の激突になっており、意識して大事に、大事に、関係をお育てにならないと、いつなんどき、思わぬトラブルが勃発するか分からない、そんな可能性を宿命的にお持ちでした。

そこへ持ってきて、本年――2021年の運気です。

●桑原さんの2021年の運勢

 辛  丙   癸  己  乙
   子   酉  卯  丑
        —————-
              癸
              辛
        辛  乙  己

今年2021年は「辛丑」という運気が回ってきました。今年は「辛丑年」です。

するとどうなるか――。

 辛  丙   癸  己  乙
 丑  子   酉  卯  丑
        —————-
              癸
              辛
        辛  乙  己

大運干「丙」と年運干「辛」は、いわゆる「干合」の関係。2つがくっつくと、水性の「壬」と「癸」に変わります。

 癸  壬   癸  己  乙
 丑  子   酉  卯  丑
        —————-
              癸
              辛
        辛  乙  己

また年運地支の「丑」も大運地支の「子」とくっつくと「子丑の支合」を発生させ、「子」と同様、水性の支に変わります。

つまり――

 水  水   癸  己  乙
 水  水   酉  卯  丑
        —————-
              癸
              辛
        辛  乙  己

大運干支と年運干支が結びついて「大洪水」とでも言いますか、ちょっと尋常ではない量の水を発生させます。

そして、そんな恐ろしいパワー・破壊力を持った水たちが大運地支の水性「子」に加勢し、「子卯の旺気刑」と「子酉の破」を何倍にも強いものにして――

 水  水   癸  己  乙
 水     酉    丑
        —————-
              癸
              辛
        辛  乙  己

「卯」の上に立つ「己」、つまり「奥さま」を討とうとします。

もともとが「天剋地冲」のご関係。そこへ持ってきて通過中の10年は、さらに奥さまのとの関係を不安定にさせる「刑」と「破」が襲いかかり、さらに本年は大運干(丙)、年運干支(辛丑)が、危険を呼びこむ大運支「子(水性)」に加勢する恐ろしい洪水に変化してお二人の関係に襲いかかる、波瀾万丈の運勢になっています。

注意の上にも注意をして進まなければならない、とても危険なときだったことは間違いありません。

ちなみに、桑原さんにとっての第3旬(30歳からの10年間)は、人生最大のピンチとも言える「最大波乱」の10年でもありました。

しかも、まだ現在進行形です。

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この記事を書いた人

占術家、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
通信制私塾「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

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