榊英雄監督と「納音」の恐怖

今日は榊英雄監督の本年の運勢について書きます。

いつものように「五柱法」というフィルターを用いて、本年2022年の運勢を見てみましょう。

◎榊英雄監督(1970年6月4日生まれ。51歳)

 壬  丁   乙  辛  庚
 寅  亥   卯  巳  戌

これが宿命3干支」(右端から年干支、月干支、日干支。生年月日を干支に直したもの。狭義では、榊さんご自身は日干「乙」)に10年に一度変わる「大運干支」(榊さんは51歳から「丁亥」という干支の支配が始まりました。つまり、現在はその2年目です)、本年の「年運干支」である「壬寅」(万人共通)を加えた「五柱法」。

 壬  丁     辛  庚
 寅  亥   卯  巳  戌

日干(自分自身)「乙」の榊さんにとっては――

 壬  丁     辛  
 寅  亥   卯  巳  戌

奧さん(伴侶)となるのは「庚」。そして、いわゆる「伴侶以外の女性(たとえば愛人とかです)」は、

 壬  丁       庚
 寅  亥   卯  巳  戌

「辛」という干が、榊さんの命式においては「愛人」のシンボルとなります。

まずそれが基本。

そして2021年から始まった新たな10年「丁亥」は、榊さんの2021年からの運勢が、

 壬         庚
 寅  亥   卯    戌

天干の「丁(火性)」と「辛(金性)」が「火剋金(火が金性を溶かしてしまう)」の「七殺」(破壊力の強い激突)、そして地支もまた「亥(月に直せば11月)」と「巳(5月)」という真逆の季節に来るもの同士の激突である「巳亥の冲動」という組みあわせとなるこの姿は、天もガタガタなら地もガタガタという、いわゆる「天剋地冲」

破壊力最大級の「なにか」が運命に降ってきやすい運気であることが暗示されていますが、注目したいのはココ。

 壬         庚
 寅  亥   卯  巳  戌

たとえば「辛」を愛人とするなら、この10年の間は、「辛(愛人)」と「丁(星に直すと、榊さんの場合は「鳳閣星」。「鳳閣星」をどう読むかは難しいところですが、たとえば「鳳閣星」には「スケベ」という意味合いもありますので、ここでは「スケベ」として見てみましょう)」と激しい衝突関係を発生させますので、

スケベ(な行い)により愛人との間に激突が起きる(あるいは「スケベ(な行い)」が愛人を襲う、とも読めます)

と読むことのできる状態になります。

かてて加えて、そんな天干の下でもまた、その状況をさらに激しい破壊に導く「巳亥の冲動」が起きていますので、

 壬  丁     辛  庚
 寅     卯  巳  戌

象意の強さはよけいに増し、危険の度合いはいっそう高まるとみて良いでしょう。

そして本年2022年は、そんな「基本的な10年」に本年の干支「壬寅」が加わります。

   丁   乙  辛  庚
 寅  亥   卯  巳  戌

するとどうなるか。

 壬  丁     辛  庚
 寅  亥   卯  巳  戌

今年の年運干「壬(水)」と大運干「丁(火)」は、いわゆる「干合関係」の十干同士。この二つがくっつくと「壬」は「甲(木)」に「丁」は「乙(木)」に変わることもあります。

そして、もしも変わったとしますと、

 甲  乙     辛  庚
 寅  亥   卯  巳  戌

となり、さらにここに二番目の干合=「庚(金)」と「乙(木)」の結びつきによって「乙」が「辛」に変わるという現象が発生しますので、

 甲     辛  辛  庚
 寅  亥   卯  巳  戌

という風に十干が変わります。(愛人、愛人、愛人……愛人だらけ)

そして、もしも事態が動いて十干がこんな風に変化したとしたら、

 甲     辛    庚
 寅     卯  巳  戌

天干が同じ「辛」で地支が「巳亥の冲動」というこの状態は「納音(なっちん)」。人生が180度変わってしまうような何かが起きる暗示が発生します。

「天剋地冲」や「納音」が発生するときは、かなり危険な運気と思ってよいでしょう。

しかも「納音」で、人生が180度変わってしまうようななにかを発生させているのは「辛」=「愛人」。

榊さんにとっての「愛人」の位置づけが180度変わることになるとも読める、なんとも意味深な運勢です。

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この記事を書いた人

占術家、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
通信制私塾「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

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