以前から、お寺をうかがうたびに、いつもお誘いいただいていたのだが、今回ようやく、初参加。
岩槻大師様の護摩祈祷。
堂内にはストーブが焚かれているが、やはり時節柄、かなり寒い。
開始時刻よりずいぶん前に到着した。
次々にやってくる参加者たちに混じり、期待と興奮を隠せない私。
こちらのお寺は、御朱印をもらいに来るたび本堂でお詣りもできるため、もう何度も入らせていただいているが、護摩祈祷の準備にたくさんのかたがたが動き回る風景ははじめて見た。(スタッフのみなさんにカメラは向けていませんので写っていません)
※なお、堂内の撮影はお寺の許可をいただいた上でおこなっています。
そして、お坊様たちが準備を終えられ、いよいよスタート。いくつもの経文などを、お坊様といっしょに詠唱させていただき、いよいよ大僧正様がいらっしゃる。
護摩木に火が点く。
炎が燃えあがる。
私はいつでも、魂がふるえるような敬虔な気持ちで天突く炎を見る。
内陣に入らせていただき、たっぷりと炎を浴びて(自分の身体の悪いところにその「氣」を念入りに浴びる)、ご本尊の不動明王様やお大師様に手を合わせる。
至福の時間。
護摩の炎の氣を浴びることができるばかりか、超至近距離でお不動様やお大師様と(短時間だが)お話しさせていただけるしあわせ。
※写真は、ひととおりの儀式が終わったあとのものです。もちろん炎はこんなものではありません。内陣のご本尊様たちを拝ませていただいたあとの昂揚感と恍惚感とともに、大僧正様に手を合わせて撮影させていただきました。
お護摩が終わると、大僧正様が経典の一部について意味をお教えくださったり、境内で丹精されている花々のことなど(セツブンソウやオウバイなど)についてお話しくださったりといった心なごむ法話のひととき。
大僧正様はいつもニコニコとやさしくお話ししてくださる。護摩の炎で昂揚した心をクールダウンさせながらお話を拝聴。すばらしい時間をいただけたことに感謝しながら、お寺をあとにしたこの日の私でした。
立ち去れ 立ち去れ 立ち去れ
疫病をもたらす七鬼神よ
疾く去れ 疾く去れ
久しく留まることなく散り去れ
(仏説却温黄神咒経 新型コロナウイルス消滅を祈念して 大僧正様訳)