「VIVANT」に夢中

※ドラマの内容に言及しています。未見のかたは、まずは『VIVANT』本編をご覧になってから読まれたほうがいいと、心から思い、お勧めいたします。

7月期のTBS日曜劇場『VIVANT』が期待というか、事前の予想をはるかに凌駕するおもしろさ。

いつものように撮るだけ撮っておいて、ちょっと時間のできたときにとりあえず第一話だけでも見てみるか、という感じで、第五回まで放置笑。

忙しくてそれどころではなかったということもありますが、ようやく少し時間ができたので、どれどれという感じで一話を見て、まあびっくりしました。

これはおもしろい!

あれよあれよという間に、撮りだめていた第五回まで見てしまい、昨夜はなんと、リアルタイムで第六回を視聴しました。

リアルタイムでテレビにかじりついてドラマを見るなんて、いったいいつ以来だろう。

とにかく、わたし的にはそれぐらいはまってしまっている『VIVANT』。

YouTubeなどでさまざまな人が「考察」や「今後の展開予想」をしているのも楽しいですよね。

主人公である「半沢直樹」は基本的に「エリートなのにポンコツ」という商社マンなのですが、それでも最初から、いわくありげなキャラであることが別人格「F」の存在を通じて描かれます。

そんな半沢の正体が判明する第四話のエピソードは、いきなりというか、ようやく登場した「離婚しようよ」の役柄を「こいつ何ものだろう……?」と思いながら見ていた中での突然の展開だったので、わたし的にはショッキングもいいところでした。(いいタイミングで松坂桃李さんを初登場させましたね。脚本、みごとだと思いました)

いやあ、楽しい笑。

こういうのは、大好きです。

こういう作品はあれこれ野暮なことは言わず、テレビの前で驚いたり騒いだり、めいっぱい楽しみたいです。

楽しませてやろう、驚かせてやろう、という制作サイドのいい意味での「稚気」が、画面からパワフルな「氣」となってあふれだしています。

思いっきり浴びましょう。

きっとまだ「どんでん返し」は用意されているんだろうなあ、なんだろう、やっぱり「壇ノ浦百美」がこれぐらいの「お飾り」で終わるわけなさそうだし、じつは彼女にも裏の顔が……とか「ちむどんどんにいにい」「リチャード」ももしかしてだの、「嵐」もこの程度の立ち位置では終わりそうにないなあ……えっ、もしかして「結婚できない男」にもさらに裏が!? など、妄想は止めどなく広がります笑。楽しい。

信じられない豪華キャストの共演はワクワクしますが、豪華だからこそ、あれこれと想像してしまいますよね。誰にも頼まれていませんが。

いろいろな意味でテレビドラマの枠を軽々と飛びだしている感のあるサスペンス・アドベンチャー『VIVANT』。

五話を見たら『砂の器』がまた見たくなり、思わず見てしまった私(全然いそがしくなさそうですね笑)。第六話のあとは『ツインピークス』が見たくなりました。

個人的には、最後はグッとくるような人間ドラマと、広げた大風呂敷を見事に回収するクワッドアクセルジャンプ並のフィニッシュ――いろいろな意味で「突きぬけるような圧巻のカタルシス」を期待しています。

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この記事を書いた人

占術家、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
通信制私塾「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

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