自分と縁のある占いとは③九星気学

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発病したその年を九星気学で見ると……

自分の人生を振りかえったとき、避けて通ることのできない大事件。

私にとっては23歳の時に突然襲われた病魔と、それを契機にして、思いがけない方向にねじれていった人生こそが最たるものであり、どんな占いであれ、その年を振りかえったときにそのことについてなにもサインが出ていなかったとしたら、私個人としてはその占いの価値は下がる。

少なくとも、私とは縁がない。

そんな観点で算命学を使って発病した年を見てみると、「納音」が発生していたということは以前の記事でご紹介した。

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では、九星気学ではどうだろう。

九星気学もまた、私にとってはとても大事な占術なのだが、はたして気学で見たとき、気学は「その年の私」になにか警告のサインを送ってくれていただろうか。

結論から言うと、送ってくれていた。

坎宮に同会、五黄土星が非同会

たとえば、これは本年2024年の年盤。

2024年は三碧木星中宮の年だが、全部で9つの宮がある中で、いちばん要注意と言われるのは、坎宮である。

今年で言えば八白土星が入っている宮。

9年を1サイクルとして運気にアップダウンがあるならば、いろいろな意味でもっとも要注意と考えられているのが坎宮なのである。

つまり今年(2024年)で言うなら、本命星=八白土星の人々はどうかご注意を、ということになる。

そして、私が難病を発症したその年、私の本命星は坎宮にあった。

くれぐれも要注意の厄年的一年。

しかも、これらの星々は月単位、日単位でもそれぞれ動いているのだが、私が発病したその月も、年盤とまったく同じ星の配置になっていた。

年盤で本命星が坎宮に同会、月盤も坎宮に同会。

つまり、ダブルで坎宮。

その上、本命星のホームグラウンドは五黄土星に非同会され、年盤、月盤ともに、五黄殺の憂き目に遭ってもいる。

運勢は、まず「最凶」。

うーむ、占いって、やっぱりなにかあるのかな…。

腕組みをし、首をかしげて不思議に思ったその日のことを、今でも私は鮮明に覚えている。

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この記事を書いた人

占術家、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
通信制私塾「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

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