AかBか

ちょっと不思議な体験をした。

相方と、AかB、どちらかの地に旅に出たいねと話をした。

どちらも、超遠方。

どちらも、縁もゆかりもない。

そして、どちらも魅力的な土地である。

二人で悩んだ。

そしてその結果、「Aに行こうか」ということになった。

もちろんすぐにではない。ちょっと未来の予定である。

動きだそうとした。

ところが、それから数日後。

私たちは唐突に「B」に行くことが決まった。

思いがけぬご縁に恵まれ、「それは行くしかないでしょう」ということになった。

もちろん我々にご縁をもたらしてくださったかたは、私が相方と「AかBか」などと悩んでいたことはまったく知らない。知るはずもない。

不思議な気分だった。

ハッと気づいた。

毎日拝むご神仏に「ばかもの。Aではない、Bだ」と言われたのだと。

よく考えてみると、それまでにも「Bだ」というサインはほかのところにも出ていたのである。

いやいや偶然でしょと笑わば笑え(笑)。

鈍感な占い師の日常は、奇妙な偶然に満ちている。

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この記事を書いた人

占術家、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
通信制私塾「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

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